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2014年4月2日水曜日

「梅貝」と「ていがい」味比べ

こんにちは、今回は「梅貝」と「ていがい」が手に入ったので味を比べてみたいと思います。

そもそも「ていがい」って何?


多分ていがいと言う名は石川県の地方名みたいなものだと思います。辞典で調べてもそれらしき名前はなかったので。辞典でこの形状(表面に紐を巻いたような筋がある)のものを調べてみたところ、正式名称は「ヒモマキバイ」というみたいです。

ヒモマキバイは梅貝と同じ漁で採れるみたいで、市場では混同されている場合があるみたいです。


こちらは梅貝、見た目から殻の厚さが違うのがわかりますよね、梅貝は殻が薄いのですが、ヒモマキバイの方はトンカチ等で叩かないと殻が壊れないぐらい殻が丈夫に出来ています。

味の方はどうか?ってことで味を比べてみました。

まずは掃除の仕方、一般の人はあまり知らないと思うので載せておきます。


まず殻を割って、中の肝を外します、これが上の状態(写真は梅貝)


頭(薄い蓋が付いてる方向)の逆の方に包丁を入れて少し開きます。


身以外のものをすべて取り除きます。


ボールに梅貝と塩をいれ手でもんで表面のぬめりをとってあげます。


こんなにぬめりがついています。このぬめりを水とキッチンペーパーできれいに拭き取ってあげると・・・


はい、きれいになりました。

ここから刺身にして食べ比べです。


こちらは梅貝。


こちらはヒモマキバイ、刺身にすると見た目の区別はつきにくいですな。

さて味の方は・・・

食べ比べてみるとヒモマキバイの方が食感、旨みとも強い、それに比べ梅貝は淡い味わい。そこまでの大差はない、とは書いてみたものの味というのは文章では伝えづらいのが難点です。ヒモマキバイの方がコリコリしています。

食べてみて気付いたのですが、どちらとも醤油(薄口)とは合わない印象、醤油の塩分が貝の淡い旨みに勝ってしまい、醤油の角がたった味になりました、多分に醤油の口当たりを軽くするために出汁か肝などで醤油を割って使用した方が美味しそうな印象でした。

それでは今回はこの辺で、ご馳走様です。

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